資生堂は14日、グルジアの化粧品市場に参入すると発表した。同社が海外で化粧品を販売するのは77カ国?地域目。国民の所得水準が向上し、高級化粧品の販売拡大が期待できると判断した。日本の化粧品メーカーがグルジアに進出するのは今回が初めて。
市場参入にあたり、化粧品の輸入や卸売りを行う現地の販売代理店「プレステージ」と契約した。10月からプレステージが首都トビリシなどで運営する化粧品専門店「イシ?パリ」7店で販売を始める。
グローバル統一ブランド「SHISEIDO」のメーキャップ商品やスキンケア商品を、イシ?パリの販売員が対面販売する。資生堂は、フランスの欧州子会社から社員を定期的に派遣して販売指導にあたる。“日本流”のきめ細かく丁寧な接客を前面に出すことで、仏ロレアルなど先行する大手と差別化し、富裕層の獲得につなげたい考えだ。
グルジアは、ロシアとの武力衝突などが原因で経済が停滞してきたが、ここにきて政治情勢が安定化に向かっており、資生堂によると今年の化粧品市場は前年比15%の高い成長を遂げているという。現状の市場規模は小さいものの、「高級化粧品の将来の需要拡大に向けて布石を打つ時期」と判断し、参入を決めた。
同社は2010年3月期に約37%だった海外売上比率を、17年3月期に50%超に高める長期目標を立てている。今年3月には米国のベアエッセンシャルを約1800億円で買収。市場が急拡大している中国では今年度中に5000店の専門店網を整える計画で、すでに6月末で4700店に達している。
一方、市場規模が小さく手つかず状態だった国の開拓にも力を入れており、今年は5月にモンゴル、7?9月にアルバニアとコソボ、マケドニアのバルカン半島3カ国で市場参入している。NIS諸国と呼ぶ旧ソ連を構成していた12カ国では、1998年のロシアを皮切りに、ウクライナ、カザフスタン、アゼルバイジャンで化粧品を販売しており、グルジアは5カ国目。
国内市場が人口減少で頭打ちとなり、海外に活路を見いださざるを得ない中、日本メーカーによる海外市場開拓の動きが加速する見通しだ。(井田通人)
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引用元:三國志 専門サイト
2011年2月10日木曜日
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